補陀洛山寺 (和歌山県那智勝浦町)
  ☆☆☆   補陀洛渡海の拠点となった寺。 信仰の厳しい一面を知る。

 那智の滝・那智大社へむかう道の途中にある小さなお寺です。
 ここも那智山とゆかりがありますが、訪れる人が少ない場所です。

 というのも、かつて補陀洛渡海という、即身成仏に似た信仰の拠点となったお寺だからかも知れません。
 南海の果てに観音浄土があるという信仰から、
 那智の浜からかつて、記録に残る限り、19人の上人が出発しました。
 と言っても、船は渡し舟のような小舟で、30日分の食糧と油をのせて行くもの。 確実に死を覚悟です。
 中には、当然逃げ帰ってくる方もいましたが、再び縛り付けられて海へ・・・。
 更に当時は、寺の住職は必ず補陀洛渡海へ行かなければならないという決まりまで出来てしまったほど。 

 
境内には、補陀洛渡海につかわれた舟が復元されています。
 いたたまれない気持ちになりますが、信仰の厳しい一面を知ることができます。


 05.05.02

● JR那智駅から徒歩5分。
● 無料駐車場あり。
● 那智の滝那智大社へ行く途中にあります。


和歌山県へ   















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